04/7/29



■ PSPのイメージ写真

何かターゲットを間違ってるような気がする

■ 昨日に引き続きウロボロスのお話。何もニュース性はないです

 ギリシア語で「尾をむさぼり食う者」という意味をもつウロボロス(Ouroboros)は、自分で自分の尾をくわえて円になった蛇です。しかし、このウロボロスは、普通のドラゴンたちとは、少し違った存在です。それは、ウロボロスとは、ある特定の種類のドラゴンや蛇を示すわけではなく、ある概念を意味しているかです。
 昔から蛇は、人間にとってとても奇怪な生き物でした。なぜ足がないのに歩けるのか、どうやって真っ暗な中で餌を見つけられるのか、といったように。けれども、その最大の関心は、脱皮という行動でした。本当は、ただ古くなったかっを脱ぎ捨てているだけの行動を、昔の人々は「古い肉体を捨てて、新しい肉体を手に入れた」と考えたのです。老いた肉体を捨てて若返るということは、不慮の事故や殺されでもしない限り、いつまでも不死身であるということを示しているのです。この考えが深まっていって、ウロボロスは生み出されたのです。
 古代ギリシアでは、ウロボロスは自分の口(体の始まり)で自分の尾(体の終わり)をくわえることにより、最初と最後が結びついた円となり、誕生と死の結合を象徴していると考えられていました。また、円を指でたどり始めると終わりを見つけることができずに、無限に回転を繰り返してくことから、ウロボロスにも、「不死」あるいは「無限」といった意味が与えられます。また、そこには誕生と死を繰り返し続ける「時間」という意味も含まれていたのです。
 これとは反対に、自分で自分の尾から食べ始めた場合、最後には何もなくなってしまうというユーモラスな想像にから、ウロボロスを「無」とする考え方もありました。
 紀元2世紀頃から活発になってきた思想運動グノーシス主義では、ウロボロスこそイエス・キリストを象徴していると考え、蛇を崇拝していきます。なぜグノーシス派は蛇を崇めたのでしょうか。それは、誕生と死を繰り返すウロボロスの中に、イエスの復活を見いだしたからです。しかし、やがてグノーシス派は、蛇を悪魔とする当時の教会によって弾圧され、衰退してしまいます。
 中世の錬金術士たちは、自分たちの知識を隠すために、多くの暗号と記号を示して、人々の目を逸らしていました。彼らは、尾をくわえたウロボロスを「○」で記し、「世界」や「完全」を意味するものとして使用しました。これは、ウロボロスが始めから終わりまでを合わせ持ったもの、つまり「すべて」であると考えたことによるものです。同じように、始まりと終わりの間には「過程」があり、それはいつも移り変わっていることから、ウロボロスには「変化」の意味も持つようになります。この「完全」と「変化」といった概念から、ウロボロスはただのつまらない金属を、完全な金属である黄金に変化させる「賢者の石」を表し、また、それがすべての知識の源であると考えられたことから、「知識」を意味するようにもなっていくのです。
http://www.linkclub.or.jp/~argrath/mou.html
 “ウロボロス”とはギリシア語で「尾を貪(むさぼ)り食らうもの」という意味で、その図像は、確かに自分の尾をかんでいる蛇(ドラゴンの場合もある)である。万物の中に住み、万物を結びつけるとされ自分の尾をかんで丸くなった姿は、世界をとり巻いていることを表している。現存する最も古い“ウロボロス”の図は『マルキアヌス古写本』に描かれているものでこれは体の半分が明るく、もう半分は暗い。また、円状のこの姿には終わりがないということで、無限完結のシンボルともされているようだ。錬金術では、永遠なる物、完全なるものの象徴としてこの“ウロボロス”が用いられていた。ギリシアでは古代から「蛇」と人間との関係が深く、蛇を家の守護神として飼うことが多く、三世紀のギリシアの魔除けにすでにこの“ウロボロス”の図が使われ、古代ギリシアの地図には、世界をとり巻く大海にやはり“ウロボロス”が描かれることがあったらしい。
『イメージシンボル事典』アト・ド・フリース著 大修館書店
http://yj.shueisha.co.jp/sp/mizuki/14/1.html


■ 擬娘(ギコ)化(ソース元はid:gobさんとこ)
http://plus.s43.xrea.com/diary/?date=20040422


■ 悲しみのアバター

この子の絵も減ったねー。ネットの人気は移ろいやすいものだ

■ グローバス社のポケットサイズSF。イタリー製の舶来品ですよ。
アントアクアリウム http://www.rakuten.co.jp/milkfloat/525618/
ビーチワールド   http://www.rakuten.co.jp/milkfloat/529734/
プランタリウム   http://www.rakuten.co.jp/milkfloat/537050/
アリの奴はちと欲しいかも。こういう箱庭的な発想って好きだなぁ。ただ、ビーチワールドは1万7千円と馬鹿みたいに高い。これはデザイン代とかか。同じシステムで別の会社がやってるホロホロってのもある。こっちはまあまあ安いが、それでも4000円する。
http://www.logi-net.org/catalogue/01.html
関連でコケリウム。こっちは国産品だ。
http://www.nano-graph.com/coke-ya/gallery.html
これなんかは、自分で器にコケを植えて透明カバーかぶせればいいだけだから、簡単にパクれるな。つか、こういう商品って単価は安いのに、いろいろと理論武装して付加価値をつけて、高価でおしゃれな商品に仕立てあげてるのはさすがだ。