10.14


■そのうち読もう

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ゴジラの来る夜に」という小説がある。実態を誰も知らない"ゴジラ"と呼ばれる怪物が登場する話だ。
その物語の中ではゴジラに対処する人々が一人ずつ発狂して消えてゆく。
そして、最後に残った一人は姿の見えない高熱を発しながらビルを破壊し近づいてくる
何かによって体を溶かされながらつぶやく。「
・・・ゴジラよ、あなたはやはり神だったのですね・・・。」と。
この小説は一作目のゴジラが公開されてしばらく経って発表された物だが、
このような作品が書かれたのも一作目の「ゴジラ」がいかにダークな物語であったか、
また、いかに衝撃的なものであったかを物語っている。

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武田泰淳の『「ゴジラ」の来る夜に』は、この文庫に収録。
マタンゴの脚本も入ってるんだそーです。