10.21

■オリジナルは誰?

映画「ロストチルドレン」より。

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誘拐団が次々に子供をさらう。それはクローン人間は見ることが出来ない「夢」を、
子供たちから得るためだ。さらわれた弟を捜しに兄は歩き回り、
その街に住む不思議な住人達と出会う。

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それはさておき、末次由紀のこととか。
そろそろ冷静な意見も出てくることだろう。
全単行本絶版ということは、制裁措置なんだろうか
それともまだパクリ疑惑が指摘されることを恐れて
の予防措置なのだろうか。どちらにせよ、講談社の対応は
評価が分かれるところだろう。元々、危機管理は
割りと得意な会社だとずっと思っていたので、
今回の件は意外だった。この人の漫画家生命も終わる可能性が
大きいんじゃないのかな。ちょっとかわいそう。

マンガ家の描写盗用問題についての私見
http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2005/10/post_9358.html
#竹熊氏の意見。まあ、これはかなり慎重な言い回し。

誰のためにもならない怒り
http://d.hatena.ne.jp/NaokiTakahashi/20051020#p1
#これはどちらかというと自分の意見に近い

最近のパクり疑惑

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安倍なつみ(詩?)/しばらく活動休止を余儀なくされた。
マイヤヒー(AA?)/のまネコ商標登録結局は取り下げ。
大塚愛(曲?)/a族がもみ消し鎮火?
田口ランディ(作家)/吉本ばななに擁護され延命。
浜崎あゆみ(歌詞)/a族がもみ消し鎮火?
鈴木亜美(曲)/あまり話題にもならず。セーフ?
河口恭吾(曲)/徳永英明を盗用?
新堂敦士(曲と詞)/メロンじゃネ申だったのになーw
末次由紀(漫画家)/バスケの絵は不得意だったんだと思う。

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↑は、http://d.hatena.ne.jp/shinydevil/20051021 より引用しました。

音楽にしろ漫画にせよ、パクってなんぼの業界。
今までは、パクられた側がパクった側に抗議するのが当たり前だった。
最近違っているのは、読者というかネットの住民が強硬な抗議をしていること。
ネットなんて無断使用が当たり前でそれが面白みになってたのに、
ネットのヘビーユーザーたちが、パクりを糾弾する心理構造が全くもって分からない。
「プロと俺たちは違う」という別格意識でもあるのかな。
「同人誌はいくらパクってもいいけど、プロがパクるのは悪だ」とか、
抗議してる人たちの気持ちに奇妙なダブルスタンダードが存在しているようで
気持ち悪い。

あれか、昔の学生運動で「政府が振るう暴力は悪だが、我々の暴力は正義だ」
みたいな論理があったけど、それに似たものかな。いつの時代も無責任な若者
の意識は変わらないってことか。

または、P2Pやワレズが流行った結果、オリジナルが逆に存在しなくなって
シュミラークルだけになってしまった。そのため、実態のないオリジナル崇拝が
逆にネットカルトの間に芽生えてしまったということかも。この世に本当の意味での
オリジナルなんてどこにもないのにね。

#珍しくトラックバックされてた。
http://aniota.jp/mt/archives/200510/19-1010.php
(私は未だにトラックバックの定義がよく分かりませんが、BLOGがBLOGに
 リンクを張ったらトラックバックということでいいのかなぁ)

【関連記事】
創作・二次創作 問題提起・検証サイトリンク集
http://www.geocities.co.jp/AnimeComic-Brush/9779/
「パクリ」っていったい何なの?
http://homepage2.nifty.com/osiete/seito177.htm