1.20


>本書のつくりは、基本的に関係者に取材し、経緯をまとめ、インタビューなどを通じて
>「著者が読者に考えて欲しいと思う」問題を提起するというもの。
>これは、報道としては、ベーシックな作りであり、努力も感じられる。
>でも、こういうサブカルチャーのような濃いメディアを扱う方法として、
>適切かどうかはちょっと疑問。なんとなく、報道番組を見ているみたいに、
>対象と著者との距離が遠く感じられ、全体に薄味な印象になってしまう。
>取り上げられた作品も、封印された経緯が、なんとなく不注意に作ってしまった
>ところを、その問題に敏感な人たちから抗議を受けて、腰砕けな対応になって
>しまったという雰囲気のものが多い。なんとなく、ダウン系な読後感。

http://digi-glossolalia.txt-nifty.com/note/2005/01/post_9.html

サブカルチャーのような濃いメディア」だからこそ、有効な方法だと
思うのだけどなぁ。つか、こうした分野について、健全な報道がなされて
こなかったことの方が、俺は不自然だと思うよ。
みんな、ファンの一人や当事者として主観的に書いたものばかりの上に、
ライセンサーに配慮して本当のことを言えなくなってる。
で、それがみんな当然だと思ってる。
俺も「そんなことを書くとサブカルチャーの世界でライターとして食べていけなく
なりますよ」とか何度も取材先で言われたけど、そんなんじゃないと食べていけない
サブカルチャーの世界」って、ちゃんちゃらおかしい気がします。
まあ、だからこそ隙間商売ができるわけですが。

追記:なんか余計なことまでばれてるのでコメントしてきた。あと、反動!は
まな名義ではありません。「あやしい」の歴史はいつか書きたいけど、
今書くと関係者から反感を買うかもしれない。